スティーブン・シガーラー: ザ・ファースト ネット センチュリー 0
こういうのダメ。無条件に感動しちゃう。インターネットが生まれ、拡大していった '60 年代から '90 年代の約 40 年間を描くドキュメント。これは上巻。実は下巻は未読。原題は「NERDS 2.0.1」。
ジェフ・ルート / 佐々木俊尚: 検索エンジン戦争
これの発刊記念パーティには行きそびれた。専門用語・業界用語があまりにサラッと使われている箇所に遭遇する度、検索エンジンの歴史を概説する本ならもっと読者に親切に、時にはクドいほど説明に徹することも必要なんじゃないか、と感じ、そしてふと気づく。これは Web 業界人や、インターネットに詳しいと自負している人が読んでも十分勉強になる本なんだ。ホントに一般人がターゲットなのならもっと平易なほうがいいかもしれないが、この本のレンジはもっと広い。むしろ僕は同業者にこそこれを薦めたい。それほどの内容だとするなら、イディオムの多少の説明不足など、さして気にならないってことだ。
津田大介: ググる
流石の充実度。特定のサイトを知っているという前提でドメイン指定検索をする、など、それはちょっと…という技もあるが、どれも知っていて損はない検索 Tips ばかり。馬鹿丁寧な書き方をしていないので、斜め読みもしやすい。『結局のところ、検索センスのあるなしというのは、検索する前に「どのような単語、フレーズが、どのようなページに含まれるか」ということを想像できるかどうかに尽きる』そのとおり。
デジビン: ウェブログ☆スタート !
導入ロープレからバックエンドの解説まで、読者を飽きさせないように作ってある。1 ページ目から順に読むのが一番いい。
小山陽子: 免許皆伝 Google アドワーズ道場
10 のオンラインショップに AdWords の実践利用法を聞く第 2 章が面白い。値段分の価値はあるよ、この本。
渡辺隆広: 検索にガンガンヒットするホームページの作り方
読みやすさ最高レベル。ライターもエディタもいい仕事してる。
細木康裕: SEO を超えたホームページ集客術
SEO / SEM は、何か一つの施策を打てばこれだけの定量効果が見込める、というものでは全くなく、やれることはすべてやって万全を期すのが Best 。教える側としては、それをこそ芯として叩き込みたいはず。とはいえ、本を読んで学びたいと考える人からすれば、最も大事なことと、さして重要ではないこととのメリハリはつけてほしいもの。この本からは、その両者の妥結点を一生懸命探した跡が見受けられる。僕だけかな。
田口和裕 / 堀越英美 / ばるぼら / sawadaspecial: ウェブログ入門
堀越さんとばるぼらさんのセクションが特に読み易い。数多の Blog 本のなかでは最初期に出た本だけど、今でも一番のお薦め。
Bloggers!
盲目的に Blog の素晴らしさを語ったり、歴史をとくとくと説明したりしていないところが読み易さの要因だと思う。担当編集者の外山さんが美人。
小泉修: LAN&インターネット 図解でわかるサーバのすべて
分かり易いかどうかは読む人によるだろうけど、スゴく丁寧に、真摯に書かれていることに異論を挟む人はいないのでは ? お薦めできる本。
COMPLEX: Webデザインワークフローガイド
膨大な内容をよくコンパクトにまとめてある。実務ではこれ以上のことが起きるものだけど、でも、Web 制作に仕事で携わりたい学生さんはこういう本を読んでおくべき。静止画を作るんじゃないんだよ、操作されて、巡回されるモノを、作るんだよ。
インタービジョン21: [儲け]のカラクリ
ラーメンなんかは、独立出店までの修行ドキュメント番組が TV でよくやってたりするから、具材ごとの原価なんかも割と知られてたりするけど、馴染みのない業界のしくみというのはやっぱり分かりにくいもの。「美容院の代金の 9 割以上は技術料」「増毛はカツラに移行させるためのステップに過ぎない」などは目からうろこが落ちた。
公望亮治 / 湯浅章正: Webサイト英語ハンドブック
英単語および英文の用例が大部分を占める。リファレンス的に使いたい。
岡村久道 / 鈴木正朝: これだけは知っておきたい個人情報保護
小さくて薄くて短くて、手に取りやすい、のは認めるけど、読みやすいかどうかはちょっと疑問。後半にいくほど説明が杜撰になっているような気がする。
神崎 洋治 / 西井美鷹: 体系的に学ぶ検索エンジンのしくみ
掘り下げが甘いのは已むなしとして(何故だ)、文章があまり上手くない…後に真打ちが出る余地を残しちゃった。
山崎和彦 / 松田美奈子 / 吉武良治: 使いやすさのためのデザイン
ユーザセンタード・デザイン(UCD)の解説本。See(Check)、Feedback、Action を、どこまでも愚直に繰り返すんだ、という主張を体現する本の構成は、好感が持てる。どのページ見てもいってることが同じ。潔い。「ビジュアルデザイン・工業デザインの専門家」「ユーザリサーチの専門家」「ユーザ評価の専門家」「ユーザエクスペリエンス・デザインの専門家」「マーケットプランニングの専門家」などを確保できないフツーの組織にとっては、UCD も絵に描いた餅になりかねないけど。
検索向上委員会: Googleキーワード2004
オンライン書店でのカスタマレヴューではもっぱら辛い点数がついているようだけど…Zeitgeist が 1 冊の本になっているっていうだけでも一覧性高くてそれなりに便利だと思うんだが。検索エンジンの Raw データが \1,000- ぽっちの本で手に入るわけないって。Yahoo! だって年間 \4,200,000- でサーチワードランキングデータを売っているというのに。
松本光春: ホームページウハウハ副業生活
副業への誘いが主題。副業 → インターネット → アフィリエイト → 成果報酬 にブレイクダウンするまでにページの過半を割く。先輩アフィリエイトサイトの例なんかをもっと読みたかった。
若草俊一: ロボットゲッチュウ !
一見ふざけてるものほど、細心の注意を払って作られていたりする ― というセオリーそのまんまの本。この開けっ広げ感は好きだなー。
平田大治: Movable Typeで今すぐできるウェブログ入門
Movable Type を使って、Blog サイトを作ろう ! と決めている人向け。Blog って ? や、どんなツールを使おうかなあ、と迷っている人が読む本ではない。
住太陽 / アングラーズネット: アクセスアップのための SEO ロボット型検索エンジン最適化
SEO を解説した日本初の書籍。内容はべつに大して古びていない。
住太陽: SEO 検索エンジン最適化プロジェクト
初めて読む SEO 本がこれ、では少々キツいんじゃないかな。巻頭から末尾まで徹底的に同じ内容が繰り返されてるので、金太郎飴のような印象を受けるかもしれない。けどそれは“真に押さえるべきキモはそれほど多くなく、それらをどれだけサイト制作 / 運用のあらゆるフェーズで応用し切れるかだ”というメッセージだと思う。その意見には僕も賛成。
志村俊朗: HOW TO インターネット 雑学500事典
ActiveX がプロパガンダとして大々的に使われていた時代、テレホーダイが庶民の味方だった時代、Linux をリナックスと読んでもライナックスと読んでもどっちでもよかった時代、Netscape Navigator がまだ二大ブラウザの一に数えられていた時代、そんな時代の本。Active デスクトップについての大袈裟な記述が趣深い。あれから 5 年、ティッカー型 RSS リーダをデスクトップに置いてニュースヘッドラインを常時閲読する現代…そりゃ Microsoft も Longhorn に RSS リーダを搭載するわいな。
Magazine Design
雑誌デザインの見本帳。編集者 / デザイナのコメント付。情報誌は敢えてとりあげてないみたいだけど、世の中情報誌のほうが少ないんだし、コーナ作ってこの本の中にまとめちゃってもよかったんじゃないかな。
増田真樹: 超簡単 ! ブログ入門
流石のスムーズな読み味。Blogging を生活の仲間にすることの意義を丁寧に語る。Web マニアの口上に陥ることなく。Blog サービスリストや Post 方法チュートリアルなんかもあるが、それはこの本の主眼ではない(割にはちょっとページ割いちゃってるかな)。
インターネットマガジン編集部: グーグる !
率直にいって、『ググる』の勝ち。ネタの中身より、見せ方、編集の差かと。
K's Production: Google の秘密
Google にこだわらなければ決して悪くない出来。
安藤進: 翻訳に役立つ Google 活用テクニック
ドリルのつもりで読んだ。読みっ放しじゃ、ダメですよねぇ~。
シャリ・スロウ: SEM サーチエンジン・マーケティング
過不足ない内容。お行儀がよすぎるというか、“ぶっちゃけ感”がないけど。
プロが答えるサウンド&レコーディングQ&A百問百答FAQ集
読んでふんふん頷いてる分際でこういうこというのもナンだけど、サンレコってホント初級者寄りになったよなー。
サウンド&レコーディング・マガジン: プロが答えるサウンド&レコーディングQ&A百問百答
読んでふんふん頷いてる分際でこういうこというのもナンだけど、サンレコってホント初級者寄りになったよなー。
ビジネスリサーチ・ジャパン: 業界地図が一目でわかる本
人目につく場所では読みたくない本。ページ数が少ないので、すぐ読み終えられる。
折りたたみ自転車&小径スポーツの本
これを参考にして、ブリヂストン TRANSIT T20 3AC を買った。今となってはホンダ ラクーン・コンポのほうがよかったかなあと思わざるを得ない(家が坂の上にあるので)。
MB COMPANY: グーグルキーワードブック
タイトルだけ見ると、使用されたキーワードのランキング本かな、と思うけど、実体は検索のし方指南本。3 匹目のドジョウ感は否めず。
桐谷晃司 / 小泉謙介 / 渡部忠: 見込み客を増やす ! 売れるインターネットの極意
初級者より手前の初心者が読む本。デカい文字やバカ丁寧な文体が合うなら買いかも。
杉山剛太: 売上を 100 倍にするやさしい SEO 入門
社長が読む本ってカンジ。新規クライアントを生み出すためのツール。
ユニゾン: 全部無料でつくる行列のできるホームページ
オンラインショップについての章がなかなかコンパクトにまとまっていて読みやすいけど、そのページのために \2,000- 弱というのは高いな。それ以外の章は、スクリーンショットだらけでページ数を稼いでいるカンジが否めない。
レベッカ・ブラッド: ウェブログ・ハンドブック
これってケナすわけにはいかない本なのかしら。誰が読むのか分からない本。Blog に限らず、サイト運営全般に有用な説教がたくさん載っているとは思うけれど、いざ始めんと意気揚々の人がこんな、200 ページ以上も我慢して読めるものかな ? 著者の体験談は時折出てくるけど、固有名詞や具体例があまり出てこない問答集のような体裁は辛いよ。誰かが“副読本的としての性格が強い”とかいていたけど、サイトの運営でつまづいた時に、本に心の立て直し方を教わりたいと思うものだろうか ? 商業サイトでない、「ウェブログ」なのに ? ただし、「インターネットと実生活のもう 1 つの大きな違いは、オンラインで言ったことは全て永久に残るかもしれないということだ」という指摘だけは重要。
MSX MAGAZINE 永久保存版
現在の MSX を取り巻く状況を概観する本。復刻版ではないので、ノスタルジーは期待しないほうがいい。
新納浩幸: 入門 RSS
「~と思う」「~のように見えます」など、変わった節回しの多い本。技術書というか技術解説書でそんなふうな書き方はなかなか見ないでしょ、普通。
水野貴明: ホームページアクセスアップ完全計画
図の類が豊富で、そこはいい。目新しいことは特に書かれていない。
嶋田淑之 / 中村元一: Google - なぜグーグルは創業 6 年で世界企業になったのか
これはヒドい。事実を収集・追及する気概もなく、独自の分析を加えているわけでも大してなく、あまつさえ文字数稼ぎの無駄なレトリックが重複している。この著者達には、「丹念」という言葉がない。
村嶋修一: ISDN・ADSL・CATVで入られない・盗まれない インターネットセキュリティ強化テクニック
メディア・テック出版の本はどうも読みにくい。大見出しが変わって改ページした先が、左ページ or 右ページのどちらかに固定されていたほうが読み易い、とか、小見出しが変わったらいっそ改ページしてくれ、とか。内容は、書名のとおりだいぶ古い。
増田若奈: Web動画配信のしくみがわかる
ちょっとした実写動画を公開している個人サイトというのが一時期に較べると減ってきているような気がするんだけど、この本で解説しているのはそういう用途。今はあまりニーズがないかも。ところで、不特定多数へのエンターテイニングコンテンツの公開は実写動画から Flash に流行が移っているというのと、そのせいで実写動画はよりパーソナルな性格を帯びてきており P2P(Person-to-Person)に舞台を移している、というのが、実写動画コンテンツの Web 公開の減少の要因なのかな。
根本昌彦: まさかの業界再編
こういうのは、予想が当たるかどうかはどうでもいい。
産能大学経営情報学部情報学科卒業後、ソフトウエア情報開発入社。3 年余り勤めて退社。1 年半弱のドロップアウト期間を経てリクルート・アバウトドットコム・ジャパン(現オールアバウト)入社。
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